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先週の土曜日、新しい本を借りました。通算16冊目
小川洋子さん著「ミーナの行進」です。(小川洋子さんは「博士の愛した数式」を書いた人です)作品を読むのはこれが初めて。「基本的にしあわせな物語」だというので、安心して読み進みました。
1972年、ミュンヘンオリンピックの年に、親の事情で伯母の家族と一年だけ暮らした朋子の物語です。大きな芦屋のお屋敷、ドイツ人のおばあさん、カッコいい伯父さん、小柄な美少女の従姉のミーナ。あまりにも今までの自分と違う世界に放り込まれ、戸惑いながら馴染んでいく朋子の目線で一年間の出来事が書かれています。淡い初恋も、いつしか親友となったミーナへの気遣いも、初めてのフルコースやテーブルセッティングにどぎまぎする様子も、少女特有のポーカーフェイスな文章で淡々と進んで行くのですが、やっぱり少女特有な可愛い勘違いや、度胸を見せる場面もあったりして、自分が中学一年生の時にこんなに感性が豊かだっただろうかと思いながら読みました。
いちばんビックリしたのは、庭で飼っているペットが、犬でもネコでもなくカバなこと。そして、そのカバに乗ってミーナが学校に通っていること。でも、それが別にビックリすることではなく、ごく当たり前のこととして書かれていることです。私もカバを飼いたいなぁなんてのんびり読んでいましたが、ネットで「コビトカバ」の画像を検索してみたら、「うーん。やっぱり飼うのは無理かも・・・」という結論が出ました。
少女時代の、派手ではないけどしっかりキラキラしている物語です。
のんびりほわわんとして、優しい気持ちになれました。
◆2010年7月、40歳で結婚。今は専業主婦をしながら日々楽しいことを探しています。
◆勉強も好きで、2006年CDA(キャリアカウンセラー)、2011年FP3級とFP2級を取得しました。知りたいことがたくさんあるので、今後も勉学に励みたいと思います。
◆映画「かもめ食堂」を見て、北欧のインテリアや小物が大好きになりました。特にmarimekkoが好きで、バッグを愛用しています。
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