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4月から専業主婦という現実を受け入れるために、専業主婦についての情報を集めています。
「ふざけるな専業主婦」石原里紗著
タイトルが目についたので図書館で借りてみました。
この本が出版された12年ほど前、テレビで「専業主婦論争」なるものが取り上げられていたのを思い出します。その頃は実家にいて働いていたため、自分には関係ないけどなんかしょーもない論争だなぁ・・・。と思ったことを思い出しました。
ざっと読んでみたところ、著者はとにかく専業主婦が嫌いだと罵っていまが、他人の人生に口出しをしてくる専業主婦(=著者はお局専業主婦と命名)が嫌いであって、その他の専業主婦は別に嫌いではないと区別しています。が、後半になると全ての専業主婦は家畜だと、線引きがいまひとつはっきりしません。
お局専業主婦は、女性は全員専業主婦になるべきだ、仕事をしている人は本当は専業主婦になりたいのになれないと勘違いしている、らしいです。まあ、そういう人もいるでしょう。
働く主婦は、専業主婦の思い込み発言(子どもやダンナがかわいそうなど)に大変な被害を受けている。まあ、そういう人もいるでしょう。
でも、いまひとつこの著者の言いたいことがわからないんですね。(私には)
専業主婦でも色んな人いるし、働く主婦でも色んな人いるし、独身の人もいろいろいるし、だから、「専業主婦」だからというだけであーだこーだ言われちゃうと、ただ視野が狭いなぁと思わざるをえないわけです。
たぶん、著者は、専業主婦である特定の誰かに、いじめられたことがあるのでしょう。その復讐に、「専業主婦」というわかりやすい称号をつけてとことん叩きたかったのだと思います。でもそれはきっとその人が「専業主婦」だからというよりは、「その人」だからという属人的なものではないかと・・・。
読んだ後は、すっきりしないし、それよりビックリしたのは、世の中にこんなに悪態付く人っているの?ということでした。ところどころにアンケートで得られた回答が出てくるのですが、その言葉づかいはとても下品なものだと感じました。周りにこんな人たちいないから、よくはわかりませんが。
そして不思議だったのは、著者が出産後、再び働きに出る時夫に相談したら、「君が仕事をすることはかまわないよ。」と言われ、どうして自分が働くことに夫の許可が必要なんだと怒っているところでした。それって、許可じゃなくて、同意ではないかと思いました。生計を共にする家族なんだから、大きく生活が変わる時は、最低限の同意を得る必要はあるのではないでしょうか。(同意されなくても妥協点を探すとか)その後、著者は「専業主婦」になることに耐えられず、何故か離婚をしてお子さんとも離れて暮らすことを選択します。
何だか中途半端だな・・・。
確かに、専業主婦については私も考えるところがあります。先日の年金3号被保険者の救済措置だって「なんでやねん。切り替え忘れなんて自己責任でしょう!!」と怒り心頭ですし、「どうして世間はサラリーマンの妻にばかり優しいのだ!自営業の妻にも優しくしてよ~!」と正直思います(←ちょっと論点違うけど)。でも、専業主婦は粗大ゴミとは思いません。そりゃ、年金3号被保険者にもちょっとは年金保険料払って欲しいと思うけど・・・。(制度が時代に合わなくなってきてるのですよ)
話がそれましたが。
この本には続編があるようです。
たぶん読まない。
◆2010年7月、40歳で結婚。今は専業主婦をしながら日々楽しいことを探しています。
◆勉強も好きで、2006年CDA(キャリアカウンセラー)、2011年FP3級とFP2級を取得しました。知りたいことがたくさんあるので、今後も勉学に励みたいと思います。
◆映画「かもめ食堂」を見て、北欧のインテリアや小物が大好きになりました。特にmarimekkoが好きで、バッグを愛用しています。
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