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2005年から始まった2度のカナダ留学から2008年夏に戻ってきました。英語・フィドル・美味しいもの・・・ささやかな日常を綴った生存確認ブログでしたが、2010年、突然結婚することになり、今や何がテーマかよくわからないブログになりました。
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最終日は涙の幕開けとなりました。

朝学校に着くとなにやら不穏な空気。上級クラスの女の子にカードを渡されました。

「シンパシーカード」
誰かが亡くなった時に、家族に送るカードです。

まさか!

学校のディレクターであり、愛すべき素晴らしいフィドラー、ジェリー・ホランドが昨夜亡くなったことを初めて知りました。途端に涙が溢れ、カードに自分の名前を書くのが精一杯でした。

カードを渡してくれた女の子がハグをしてくれたので少し落ち着きましたが、涙は止まりません。クッキーに電話で知らせなきゃ、と思ったけれど公衆電話が見つからず、しばらく学校内をウロウロ。気持ちは落ち着きません。

みんなが落ちこむ中、授業は静かに始まりました。
彼の遺作となった(という話の)Helping Handsをみんなで一緒に弾きながら、インストラクターのアンドレアは静かに泣いていました。それを見ているとまたこぼれる涙・・・。

午後には街のパブでの演奏があるので、その準備をしないといけないけれど、何となくそんな気にもなれなくて、でもみんなひたすら弾くしかなくて、どうかジェリーにこの音が届きますように、もう苦しむ必要がないことをいいことだと思いたくて、ただみんな一心不乱に弾きました。

彼に会いたくてまたここに来たのに、レッスンが受けられないことを知った一日目。がっかりしたけど、また来ればいいかな、なんて気軽に考えてました。去年レッスンを受けた時の優しい眼差しや、下手くそな私に付き合って、一緒にマーチやリールを弾いてくれたこと、たくさん褒めてくれたこと、ダンスの後で隣の席に呼んでくれたこと、たくさん思い出して、偉大なミュージシャンなのに気さくで親しみやすい彼が恋しくて恋しくて・・・

ケープブレトンでの最終日は、どうしても泣くようにできてるみたいです。
まさかこんなに早く亡くなってしまうなんて・・・。
もうあの演奏を聴けないなんて・・・。


ありがとうジェリー。
ただ、それだけです。




 

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mariko @ 東京都
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女性
趣味:
フィドル(バイオリン)、英語、最近は食育、お裁縫、お菓子も作っちゃう♪
自己紹介:
◆2005年ハリファックス、2007年バンクーバーと2度のカナダ留学を経て、カナダ・ケープブレトン島の音楽が大好きになりました。細々とですが、自分でもフィドル(バイオリン)を弾きます。

◆2010年7月、40歳で結婚。今は専業主婦をしながら日々楽しいことを探しています。

◆勉強も好きで、2006年CDA(キャリアカウンセラー)、2011年FP3級とFP2級を取得しました。知りたいことがたくさんあるので、今後も勉学に励みたいと思います。

◆映画「かもめ食堂」を見て、北欧のインテリアや小物が大好きになりました。特にmarimekkoが好きで、バッグを愛用しています。
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