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2005年から始まった2度のカナダ留学から2008年夏に戻ってきました。英語・フィドル・美味しいもの・・・ささやかな日常を綴った生存確認ブログでしたが、2010年、突然結婚することになり、今や何がテーマかよくわからないブログになりました。
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9月に平泉を訪れて、帰宅後に読み始めた長編小説「炎立つ~ほむらたつ」全5巻。
やっと読み終わりました~!!

3ヶ月もかかってしまいました。
途中に金融関係の本を10冊ほど乱読してたのが原因と思われます。

読んだ感想は・・・

「泰衡カッコええ!!」

のひと言です。

全5巻の内訳:
第1~3巻は、安倍貞任・藤原経清・源義家の前九年の役、
第4巻は経清の子、藤原清衡の後三年の役、
第5巻は、奥州藤原氏3代目の藤原秀衡が保護した源義経と、秀衡の子で4代目の藤原泰衡が中心、

経清~泰衡が滅ぶまでの一大ロマンです。(2代目基衡は出てこない)

2巻、3巻、4巻は戦ばかりで途中で飽きてしまいましたが、戦に至るまでの人間の心情や、政治の進め方や駆け引きを丁寧に描いた5巻が一番楽しめました。

お気に入りは、源義経を最後まで庇い、兄弟を大切にし、平泉の民を守り通した4代目泰衡です

が、史実に基づく泰衡は、「義経をかくまったのは父がしたことだから自分には関係ない」と言い訳、兄弟とも仲が悪く、父の言いつけをあっさり破り義経を自害に追い込み、逃亡したところを家臣に裏切られて殺された、とんでもない卑怯者だったようです。

夫に言わせると、「泰衡はボンクラ」だそうで・・・。
私が毎日「泰衡カッコイイ~」と言うたびに違和感を覚えていたそうです。

私は歴史オタクの夫とは違い、初めて歴史小説を読んだので、「泰衡=ヒーロー」という刷り込みができたのだと思われます。

平泉で見たお寺や御所(今は跡ですが)がたくさん出てくるので、ほほう、あれはここのことか、と思いながら読むのが楽しかったです。

平泉は世界遺産となりましたが、金色堂だけでなく、戦なく、民が幸せな「浄土思想」を100年も保ったことに対しての賞賛なんでしょうね。どんな時でも人々の暮らしを守ろうとした藤原氏のふるまいを、上司の目ばかり気にしてセコく立ち回る人に読んでもらいたいな~と思いました。

どんなに藤原氏が美化されていようとも!!


次は義経の話を読みたいな~。宮尾本平家物語かな~。
彼は本当にチンギス・ハンになったんでしょうかね??



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mariko @ 東京都
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女性
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フィドル(バイオリン)、英語、最近は食育、お裁縫、お菓子も作っちゃう♪
自己紹介:
◆2005年ハリファックス、2007年バンクーバーと2度のカナダ留学を経て、カナダ・ケープブレトン島の音楽が大好きになりました。細々とですが、自分でもフィドル(バイオリン)を弾きます。

◆2010年7月、40歳で結婚。今は専業主婦をしながら日々楽しいことを探しています。

◆勉強も好きで、2006年CDA(キャリアカウンセラー)、2011年FP3級とFP2級を取得しました。知りたいことがたくさんあるので、今後も勉学に励みたいと思います。

◆映画「かもめ食堂」を見て、北欧のインテリアや小物が大好きになりました。特にmarimekkoが好きで、バッグを愛用しています。
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